外国人の新規入国解禁 水際対策を大幅緩和 福岡の企業や学校の反応は? 日本語学校「閉鎖を検討」 (21/11/08 20:00)【TNC ニュース(福岡)】

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新型コロナの水際対策で原則禁止されていた外国人の新たな入国が、8日に解禁されました。
外国人を受け入れる福岡県内の企業や学校の反応は?

久留米市の印刷加工会社。
この会社で「技能実習生」として働くベトナム人のニュアンさん(23)は、まもなく任期の3年を迎えますが、すぐには帰国せず、コロナの特例措置で認められている半年間の期間延長を決めました。
その最大の理由は…
▼技能実習生 ニュアンさん 「飛行機がめちゃ高いので帰れないです。20万円位になります」
コロナが沈静化しつつある今、ベトナムと日本を結ぶ航空機の運賃は、通常の2~3倍近くまで高騰しています。
これは、海外から日本に入国する際も同じ。
政府は8日から、技能実習生をはじめ中長期の在留資格を持つ外国人に対し、一定の条件をもとに入国を認めますが、航空運賃の高騰などが原因で、この企業でも4人の技能実習生の手続きが止まっています。
◆丸信 緒方義彦工場長 「やっぱりまだ11万人が入国待ち、実習生だけなんですけど。もしかしたら12月くらいに動き出す可能性もありますけど、まだその辺がはっきり不透明ということで。実習生の子たちの活躍というのはかなり大きいんですよね。それがなくなってくると、現場の方も負担が大きいと思います」
こちらの工場では、LEDの導入など「二酸化炭素排出量ゼロ」を達成していて、ニュアンさんは環境対策も学びながら家族への仕送りも続けたい考えです。
◆技能実習生 ニュアンさん 「毎月8万円くらい送っています。もっともっとお金を稼ぎたいので日本にいます」

先が見えない状況は、日本語学校も同じです。
◆記者 「福岡市南区の日本語学校です。今回の入国規制の一部緩和を基本的には歓迎していますが、今月、入学してくる学生はわずか2人だといいます」
◆福岡日本語学校 永田大樹代表 「11月といえば当校で400人ほど在籍しているはずなんですけど、現状では今、100人ほどの在籍しかいないという状況になっています」
この日本語学校は、2022年春まで留学生を受け入れることができなかった場合、「閉鎖」を検討していました。
◆福岡日本語学校 永田大樹代表 「ギリギリのラインで水際が開いたなという実感を受けております」
ただ、新たな留学生の受け入れには、関係省庁の事前審査や、入国後、最長14日間の行動管理など様々な条件が課されるため、その手続きは学校側にとっては大きな負担となりそうです。
◆福岡日本語学校 永田大樹代表 「かなり手間のかかる状況になっています。これらに対応することで在校生への対応がおそろかにならないように、頑張っていかないといけないと思っているところです」

固く閉ざされていた扉が開いたものの、まだまだハードルが高い日本への入国。
政府は、今後もコロナの感染状況を見ながら段階的に規制を緩和していく方針で、外国人の団体旅行については、行動管理の実効性などを検証した上で対応を検討します。

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