コロナ禍で学食がピンチ! 売上げ9割減の月も 福岡市の高校 (21/09/27 22:40) 【TNC ニュース(福岡)】

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新型コロナは、教育現場の食にも影響を及ぼしています。
◆辻ディレクター
「こちらは福岡市内の高校の学食です。うわー安い!うどんが220円です」
9月27日に訪れたのは、福岡市立の高校の学生食堂です。ボリュームがあり、安い価格が売りの学食。
ハンバーグ鉄板で焼いたハンバーグ。学食で最も高い日替わり定食で420円です。
◆男子生徒
「おいしいしワンコインで買えるのでいいです」
◆女子生徒
「毎日、日替わりメニューを食べているので、毎日おいしいです」

財布に優しく食べ盛りの生徒たちの味方となっている「学食」。これが今、新型コロナの影響で経営のピンチを迎えています。
◆福岡給食 阿部隆雄社長
「かなり厳しい。赤字ですね。1年半赤字です」
そもそも価格を抑えているため利益が少ないという学食。ここ数年、少子化などの影響もあり学食離れが進む中、新型コロナが追い打ちをかけました。
◆阿部社長
「半数ぐらい席数を減らしまして、こういう形でパーティションをつけて」
「お客さんの数も減るワケですから、数字が上がりません」

さらに、2020年からの休校措置やオンライン授業の増加で、生徒の登校する回数も減り、売り上げが例年より9割減る月もあるといいます。
◆阿部社長
「現在飲食店が協力金というものがありますけど、うちの場合はお昼の仕事なので、協力金というものに該当しないということで、補助金なしでやっています」
さらに、食材の高騰や利用者が少なくても変わらない人件費が経営を圧迫しています。それでも値上げに踏み切らず安くておいしいものを提供するのはある思いが…。
◆阿部社長
「とにかくおいしく食べてもらいたいというところですね。家庭から食事を持ってこられない子も必ずいるわけで、その子たちのために、できれば安くおいしく食べてほしいというのが気持ちです」

福岡県によりますと、2020年度までの3年で、県立高校全体の2割にあたる19校で学食業者が入れ替わっています。そのひとつの県内の会社に話を聞きました。
◆南部給食センター原翼専務
「継続して運営していくことは、厳しいなという判断でした」
こちらの会社では、2020年に採算があわなくなった2つの高校の学食運営を取りやめました。現在も福岡県立高校25校を含む約30校に学食を提供していますが、売り上げが半減している状況です。
▼原専務

「売上げは落ちる一方、そういった経費は軒並み上がっていってるっていうのが現状ですね」
そこで、この会社では学食を継続するために、学校側に光熱費などの補助を求めていますが…。
▼原専務
「なかなか県からの予算がないとか、食堂にかけるお金はないんですっていう一辺到の答えしかいただけないので」
「我々としても本当、生徒さんのためを思ってやってますので、そういった補助を期待したいなというふうには思ってます。でないと本当に不安しかないですね」

教育現場の食を支える学食。コロナの影響で今、かつてない苦境に立たされています。

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