北九州市 ワクチン供給1割削減 現場で意外な“事実” 「ワクチン半分余っている」 しかし… (21/07/14 19:30) 【TNC ニュース(福岡)】

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国から供給されるワクチンが、8月前半に1割削減されることになった北九州市。
北橋市長が不満の声をあげる中、現場を取材すると「意外な事実」が見えてきました。
◆北九州市・北橋健治市長
「率直にいって残念。ワクチン接種について脂汗を流して頑張ってきた人たちの気持ちを忘れないでほしい」
14日午後、臨時の会見を開いた北九州市の北橋市長。
ワクチンを巡る国の対応に、不快感をあらわにしました。

全国の自治体で問題となっている、ファイザー製ワクチンの「供給量不足」。
国は北九州市に対して、接種記録を共有しているシステム「VRS」の情報をもとに「ワクチンの在庫が一定量余っている」として、8月前半の供給量を1割ほど減らすことを一方的に通知しました。
これについて市は「個別接種分の事務処理が反映されていなかったことが大きな要因。ワクチンが余っているわけではない」としています。

この状況に、北九州市医師会の穴井会長はー
◆北九州市医師会 穴井会長
「ワクチンの供給が減らされることに関しては、我々も正直面食らってます。ワクチンの振り分けも行政と相談しながらやっていきたいと考えております。実際、困っております」

しかし、接種の現場を取材すると「意外な事実」が見えてきました。
◆看護師
「これが一部になるんですけど、今まで当院で接種いただいた方の名簿になります」
このクリニックでは7月1日から個別接種を開始。
14日までに約2200人にワクチン接種を行っています。
6月末におよそ5000人分のファイザー製のワクチンが到着していましたが、現時点ではその半分の2400人分が余っている状況です。
◆こうゆうファミリークリニック 酒井孝裕院長
「(ワクチンの)供給自体は国から来るのですけれども、自治体の方が年齢制限から入ってしまったがために、入ってくるワクチンよりもワクチン接種が進んでいない、クリニックにきたワクチンも余ったままになっていると」

北九州市では、福岡市や久留米市と比べると1週間遅い7月5日から64歳以下に対して接種券の発送を開始。
64歳以下への接種が始まっていますが、現在、接種が受けられるのは60~64歳に限られていて、高齢者以外への接種はあまり進んでいません。
このため現在、このクリニックではワクチンが余っている状況となっているといいます。

しかし今後、国からの供給量削減が続けば「2回目の接種」に影響が出るおそれがあるといいます。
◆酒井院長
「8月、9月はワクチンが減っていく。1回目接種をすると(2回目が)できなくなったり、延期されてしまうという懸念というのが北九州市が抱えている問題ではないか」

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