「高速大名行列方式」とは?ワクチン打ち手不足で注目! 医師1人で3時間に100人接種 福岡県・宇美町 (21/05/31 19:45) 【TNC ニュース(福岡)】

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全国で問題になっている、コロナワクチンの「打ち手不足」です。

福岡県・宇美町では、少ない人数で効率的に接種を進めるための「高速大名行列方式」と呼ばれる接種が行われています。
接種会場に並んで座る高齢者ー。
その横を医師がキャスター付きのイスで移動しながら、次々と接種を進めていきます。
高齢者がずらりと並ぶさまから、「高速大名行列方式」とも呼ばれる宇美町の集団接種です。

こちらは、一般的な集団接種の様子です。
会場を訪れた人はまず受け付けを済ませ、自ら記入した予診票に問題がないか確認します。
続いて医師による予診を受け、別のブースに移動して接種を受けますが、この予診から接種完了までに1人あたり3分ほどかかります。

一方、宇美町の集団接種ではー。
◆記者
「実際にどれだけ時間がかかるのか、計ってみたいと思います」
並んで座った高齢者を、医師がその場で予診してワクチンを接種します。
1人が終わると、医師はすぐさま次へと移動して予診と接種。
医師の方が動いて高齢者の移動をなくしたことで、スムーズな接種が実現したのです。
◆記者
「今、最後の方に接種しました。ここまでの時間なんですが、7分43秒となっています」
26人の接種に要した時間は8分足らず。 1人あたりに換算すると、20秒を切っています。
1人あたり3分ほどかかる通常の集団接種に比べて、早さの違いは歴然です。
◆接種を受けた人
「早くてよかったです。助かりました」
「少し長く待っておかないといけないのかと思ったけど、このシステムはいい」

接種のあとの副反応の確認も、並んで座ったままで行います。 この日は午前中の3時間で約100人の高齢者が接種を受けましたが、接種にあたったのは1人の医師のみです。
◆接種方法を発案した黒田亮太医師
「やっぱりばらつきがあるのは移動距離や立ち座りなので、とにかく1回しか立ち座りしなくていいようにするにはどうするかということを考えると、今のやり方がいいいと」

宇美町ではこの「高速大名行列方式」の集団接種に加え、かかりつけ医による個別接種なども進めていて、対象の高齢者約1万900人のうち、県内の平均を上回る23.8%が1回目の接種を終えたということです。

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