#25 PLASTIC LOVE【ロックンロールとハカタと、時々、スズ】

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現在、シティポップという言い方で7、80年代の日本のポップスが海外で流行っているということですが、その火付け役の1曲が84年の竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」です。

山下達郎さんが全力でプロデュースされた名曲の1つですが、それが現在の海外で注目されているというのはなんとなく分かる気がします。

そもそも音楽というのは研究学習であると捉えるべきものです。
40年後半からカントリーとジャズが融合しつつ、ロックンロールやソウルを形成し、アメリカでの音楽ビジネスが形成されるなかで超優秀な職業作曲家たちがこれまでの色々な音楽要素を研究して、素晴らしい楽曲を作り上げて、それを超絶テクニックある演奏家の上質演奏を当時最先端のレコーディング技術を駆使して、80年代後半まで音楽に纏わるそれぞれの分野で既存の楽曲を研究学習しながら新しい楽曲を作り上げていきました。

「プラスティック・ラブ」はスティーリー・ダンの「ガウチョ」を頂点とする
それまでのアナログ・レコーディング時代の全ての楽曲制作要素を研究し尽した金字塔作品といえます。

片や日本での音楽事情からみると、所謂、はっぴいえんどから始まったとされる今までの歌謡曲やグループサウンズとは違う作詞作曲アプローチで、吉田美奈子さん、南佳孝さん、荒井由実さんなどの個性的なシンガーが登場し、佐藤博さん、村上ポンタさん、松木恒秀さんなどの匠の技のスタジオ・ミュージシャンで彩られ、内沼映二さんや吉田保さんなどの超一流のエンジニアの方に支えられて、今でいうシティポップを作り出していった70年代から続く日本ポップス音楽の集大成作品でもあると言えます。

それ以降の80年代後半からの日本のポップスは、レコーディング技術面においてはほぼ完全にデジタルに移行してドッグイヤーレベルの急激な音楽録音技術の進化がありつつ、作曲面においては今まで時代とともに変化していった音楽のスタイルがすべての音は鳴り終わった(坂本龍一氏談)状態のなかで研究学習した楽曲制作が難しくなった状況もあり、心ときめかす音楽が少なくなったように感じていました。

しかし近年の日本の音楽シーンは今の時代だからこその新しいアプローチが感じられる楽曲が増えてきたように思います。
ネットIT環境が当たり前のなかで今までの膨大な音楽を精査して、しっかりと研究体得したミュージシャンの方々が自由な発想で楽曲制作にチャレンジしているように思えます。

例えば一番ポピュラーなところでいくと、星野源さんの「創造」は完全に「可愛いアイシャ」(Isn’t She Lovely?)です。

彼はスティーヴィー・ワンダーの信奉者で楽曲の端々に影響をみることが出来ますが、それを今の解釈で彼らしく構成した素晴らしい楽曲だと思います。

加えて、細野晴臣さんのご指導もあると思いますが、今昔のポップスをしっかりと研究された作品は若い方だけでなく、私のようなオールド・ファンにも心地いいポップスになっています。

チャーリー・カレロの「現代の音楽を聴く。」との言葉に重みを感じつつ、今の音楽も楽しみたいと思います。

ロックンロールって本当にいいものですね。

弊社の中で一番大きなサイズで、350㎖の缶ビールがきれいに泡まで入る大きさです。

デザインイメージは、ファンク・ディスコ・ミュージックの巨匠モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのツイン・ボーカルとダンサブルで重厚なホーンセクションが魅力のアースウィンド&ファイアー。EWFの音楽流れるダンスホールのミラーボールの光をイメージしてフォルムに施しました。

尚、この商品は特に表面の模様を一点一点手作業で削りますので全くの同一商品は2つとありません。

あなただけのグラスを是非お楽しみ下さい。

【RR】MW BIG GLASS
高さ:約12.0㎝ 口径約7.8 × 底径約6.4cm
重さ:375g前後
容量:約400cc
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この記事について

「RR Rock&Roll HAKATA TIN」作家 / 村上 禎人
地元の福岡大学卒業後、博多の老舗百貨店宣伝企画から広告代理店を経て、錫作家・田中勝氏に師事
音楽の街/福岡から独自のRock&Rollをイメージした錫工芸の創作をスタート
創作する錫作品は、50~60年代アメリカのR&Rをイメージしたものが中心で、特にWall of Soundを嗜好し、敬愛するソングライターはEllie Greenwich、シンガーはDarlene Love、ミュージシャンはレッキング・クルーの面々。