#22 Chapel Of Dreams【ロックンロールとハカタと、時々、スズ】

エンタメ

ドゥーワップといえば日本でいうと『グッド・ナイト・ベイビー』で有名な4人編成のコーラス・グループ「ザ・キングトーンズ」です。
そして時を経てシャネルズやチェッカーズという感じかと思われます。

そのような中で私にとって燦然と輝くのは、1980年12月に発売された山下達郎さんの『ON THE STREET CORNER』であり、学生だった私が初めて知った「ドゥーワップ」「ア・カペラ」の世界であります。

ドゥーワップのストリートシンガーたちは基本的には伴奏なしで歌います。
これが彼らの音楽スタイルをより特徴的に見せることになりますが、レコードでは通常簡単な伴奏が入ったスタイルが主流です。

代表的な楽曲の1つとして、1954年発売のペンギンズのデビューシングル「アース・エンジェル」が挙げられます。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の挿入歌としても有名でね。
全米ランキングでは8位、R&BチャートではNo1になった超名曲です。

凡そドゥーワップの曲調は、8分の6拍子のゆったりしたバラードが多く、コード進行もC、Aマイナー、F、Gで構成されますがご興味ない方はどれも同じような曲という印象のようです。

昔、達郎さんがエレガンツのリトル・スターをラジオでかけた時、「この曲を聴いてなにも思わなかったらドゥーワップにご縁がなかったと思って下さい。」と言われていましたが好きな音楽は兎に角、理屈抜きで血沸き肉躍るものであります。

ロックンロールのルーツの一つにもなったドゥーワップは先のペンギンズをはじめ、名曲がいくつもあります。

真っ先に挙げられるのが「シュルドゥシュビドゥー♬」のコーラスが癖になるファイブ・サテンズの超名曲「In The Still of the Night」です。ドゥーワップの基本がしっかりと感じられます。

そして一般的には、デル・ヴァイキングスの「Come And Go With Me」ではないでしょうか。楽しさやポップな感覚がある名曲です。

その路線で行くなら、フランキー・ライモン&ティーンネイジャーズの「Why Do Fools Fall In Love」やマーセルズの「Blue Moon」もいいですし、また女性ボーカルのコーデッツの「Lollipop」は有名曲ですね。

さて、数々のドゥーワップ名曲のなかで絶対に聴いておかなければならない曲の1つがNYドゥーワップの古典的神曲である、The Dubs(ダブス)の「Chapel Of Dreams」です。

1958~9年のこの作品は、同じくオリオールズの神曲である「Crying In The Chapel」と並んでチャペルものの双璧であります。

メロディの美しさは勿論、楽曲としてのアレンジ・プロデュースも完璧です。(…しかしながら達郎さんのカバーもオリジナルを凌駕する勢いの素晴らしさであります!)

ということで今宵はリード・シンガーのリチャード・ブランドンの歌声を聴きながら

♬夢のチャペルでは すべての夢が叶うんだ♬ ロックンロールって本当にいいものですね。

ロックンロールって本当にいいものですね。

今回は「Rock&Roll」の未発表新作のご紹介です。
近日販売する予定のロックグラスです。
現在ある「BB ROCKGLASS」よりも気持ち細身ですが、横に付いているスタッズがファンクなイメージを醸しています。
これはアイズレー・ブラザーズのファンク時代の名曲を聴きながら製作しております。
おぉ、アーニーのギターが聴こえてくるようなファンクロックグラスなのです!

「はかた錫スタジオ」メインサイト!
https://suzustudio.net/
錫の特長やご使用提案などをご紹介するメインサイトです。
是非、ご覧ください。

この記事について

「RR Rock&Roll HAKATA TIN」作家 / 村上 禎人
地元の福岡大学卒業後、博多の老舗百貨店宣伝企画から広告代理店を経て、錫作家・田中勝氏に師事
音楽の街/福岡から独自のRock&Rollをイメージした錫工芸の創作をスタート
創作する錫作品は、50~60年代アメリカのR&Rをイメージしたものが中心で、特にWall of Soundを嗜好し、敬愛するソングライターはEllie Greenwich、シンガーはDarlene Love、ミュージシャンはレッキング・クルーの面々。