#21 The Last Leaf【ロックンロールとハカタと、時々、スズ】

エンタメ

街が久しぶりに少しずつ華やぎを取り戻してイルミネーションで彩られる季節になりました。
今回はカスケーズ(昔のEP日本版には「カスケイズ」)についてです。

超有名な不朽の名曲「悲しき雨音」(Rhythm of the Rain)はカスケーズのメンバーであるジョン・クラウド・ガモーの手による作品で、1962年11月に発売され、1963年3月に米国ポップチャートで3位まで上り詰めました。

因みにこの作品は、アメリカ海軍兵役で訪れていた日本の佐世保の街並みに降る雨の景色からイメージされた楽曲と言われています。

元々は海軍で知り合ったメンバーで結成されたグループで、1962年にビーチボーイズなどのコーラスを中心にした楽曲制作が主流となっていったことをきっかけに「カスケーズ」としてスタートし「悲しいわけは(There’s A Reason)」でデビューしています。

このデビュー曲も相当な名曲なのですが、何故かセールスにおいては「悲しき雨音」の一発屋的なイメージがついています。
ソングライターとしての評価が低すぎると思います。

カスケーズの魅力は素晴らしいメロディだけではありません。
SE(効果音)の使い方が素晴らしいのです。

スペクター好きからしますと「悲しき雨音」は、あのゴールド・スター・スタジオで録音され、冒頭の「雷雨の音」はスタジオの効果音ライブラリーにあったもので、後に同スタジオで録音されたマン・ワイル作品のロネッツの「恋の雨音(Walking in the Rain)」にもしっかりと使用されています。

因みに、エンジニアのラリー・レヴィン(Larry Levine)は「恋の雨音」により、グラミー賞の最優秀レコーディング技術賞(特別・新技術部門)にノミネートされています。

そして、その「雷雨の音」のSEは遠く日本で山下達郎さんの「スプリンクラー」大瀧先生の「バチェラー・ガール」と美しく繋がっていくのであります。

確か数年前に来日されたジョン・ガモーですが、歳をとられてもあの甘くソフトで爽やかな声は健在で素晴らしいヴォーカリストであることをあらためて示しました。

というわけで12月になりましたので、大瀧詠一先生の「月」ということで、今宵はカスケーズの名曲「悲しき北風(The Last Leaf)」。

北国の旅の空…動かない俺たちを残して…

ロックンロールって本当にいいものですね。

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今回は「Rock&Roll」の新作のご紹介です。
このKWグラスは、少しだけ小さくミニマルデザインなフォルムにスリットをシンプルに施したグラスです。

デザインイメージは1970年代を代表する、ドイツの電子音楽グループ「クラフトワーク」を聴きながらデザインしました。電子音楽のクールな未来的感覚とどことなく懐かしさが感じられるインダストリアルスタイルでレトロ感ある静かに主張するグラスは錫の機能性とともにお楽しみ頂けると思います。

(高さ約7.5×口径約6.8×底径約5.3cm)重さ:210g前後
【RR Rock&Roll】

「はかた錫スタジオ」メインサイト!
https://suzustudio.net/
錫の特長やご使用提案などをご紹介するメインサイトです。
是非、ご覧ください。

この記事について

「RR Rock&Roll HAKATA TIN」作家 / 村上 禎人
地元の福岡大学卒業後、博多の老舗百貨店宣伝企画から広告代理店を経て、錫作家・田中勝氏に師事
音楽の街/福岡から独自のRock&Rollをイメージした錫工芸の創作をスタート
創作する錫作品は、50~60年代アメリカのR&Rをイメージしたものが中心で、特にWall of Soundを嗜好し、敬愛するソングライターはEllie Greenwich、シンガーはDarlene Love、ミュージシャンはレッキング・クルーの面々。