#9 Up on the Roof【ロックンロールとハカタと、時々、スズ】

エンタメ

スペクターお抱えのソングライターであり、アメリカ…いや世界を代表するソングライター・チームのゴフィン&キング。そのキャロル・キングは、日本の皆様にもファンが多く、71年の2枚目のソロ・アルバム「つづれおり(Tapestry)」は4つのグラミーを獲得して大ヒットを収めました。70年代の“雨の匂い”(私が勝手に感じている感覚です。)がする超名作であります。

早くからソングライターとして第一線で活躍された才能は凄まじいものです。16歳でデビューしてこれまたなかなかのルックスでして、60年代は、ご主人のジェリー・ゴフィンとご一緒にヒット曲を連発しました。

ニール・セダカの「おお!キャロル」は、キャロル・キングのことを歌っており、そのお返しにアンサーソングとして「おお!ニール」を出しています。

さて、私が最も好きな曲の1つが、ゴフィン&キングの62年の作品でドリフターズの「アップ・オン・ザ・ルーフ」です。ドリフターズというと日本では、いかりや長介さん率いるコミックバンド&コント集団を思い出して、私も学生時代は「ドリフターズが…」という話をしてもなかなか通じない事が多々ありました。

ドリフターズと言えば、クライド・マクファターやベン・E・キングなど素晴らしいリードシンガーを有しておりますが、この「アップ・オン・ザ・ルーフ」は、ベン・E・キングの後のルディ・ルイスのリード作品です。(※このルディ・ルイスは、27歳で亡くなっています。)

様々なアーティストがカバーして、あのテレビドラマ「ワンダー・ウーマン」のリンダ・カーターもカバーしているようなのですが、巷ではジェイムス・テイラーのバージョンが人気のようで、勿論、本家のキャロル・キングも歌っているのですが、私はドリフターズのテイクに勝るものなしと思っていまして、流石リーバー&ストーラーのプロデュース作品ということで今でも聴いております。

当然ながらメロディラインも素晴らしさもありますが、また歌詞内容が素晴らしい!泣けます。心に染みます。辛いときは、星を眺めるのが一番いいようです。

そして、キャロルといえば…スペルは違いますが…クリスマスが近くなりました。クリスマス・アルバムといえば、前回もご紹介しましたスペクターの「クリスマス・ギフト・フォー・ユー」がロックンロール、ポップス史に燦然と輝く名盤ですが、それと双璧をなすアルバムが、ビーチ・ボーイズの「クリスマス・アルバム」です。フォー・フレッシュメンも手がけたジャズ・アレンジャーのディック・レイノルズでクリスマス・スタンダード・ナンバーが一段と素敵な仕上がりとなっています。今宵は、このアルバムの「完全版」の作品を聴きながら…。

それではまた来年もどうぞよろしくお願い致します。
Merry Christmas and a Happy New Year.

【工房】酒器セット(大)
https://htms.base.shop/items/27935188

ネットショップ「はかた錫スタジオ」では、私の師匠である田中勝「はかた錫工房」と共同で展開しています。
今回は、その「はかた錫工房」の人気商品「酒器セット(大)」をご紹介します。
片口1個とぐい呑2個の酒器セット。錫の器で酌み交わすお酒の味わいは格別です。
片口:高さ:約6.5×楕円径:約9.5×約12.5cm
ぐい呑:高さ約3.5×口径:約5.8×底径:約2.5cm
重さ 片口:350g前後  ぐい呑:75g前後×2
【はかた錫工房】

錫は錆びにくく、銀のように黒ずんできたりしない金属です。また、長く観賞用として使用せずに置いてますと、これまた渋くてカッコいいブロンズ色になってきます。これも味があります。
いつまでも古ぼけずに円熟さを重ねるロックンロールのような感じがしてまして、数多あるロックンロール・アーティストの名曲を聴きながら独自のイメージで錫製品を作っています。
「はかた錫スタジオ」HP https://htms.base.shop

この記事について

「RR Rock&Roll HAKATA TIN」作家 / 村上 禎人
地元の福岡大学卒業後、博多の老舗百貨店宣伝企画から広告代理店を経て、錫作家・田中勝氏に師事
音楽の街/福岡から独自のRock&Rollをイメージした錫工芸の創作をスタート
創作する錫作品は、50~60年代アメリカのR&Rをイメージしたものが中心で、特にWall of Soundを嗜好し、敬愛するソングライターはEllie Greenwich、シンガーはDarlene Love、ミュージシャンはレッキング・クルーの面々。